読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

僕が本当に面白いと思うこと

社会学とお笑いと日常生活

ロングパスな社会的善

野球かサッカーかでいえば、僕は野球派の人間です。それでも、いざサッカーの試合を見るとなると興奮を覚えます。 流れるようなプレーの連続の中。幾重にも張り巡らされた戦術の伏線。あるとき、ふいにスイッチが押され、勝負所での挑戦的なプレーへ。スポー…

読書をめぐる「教養」「成り上がり」「挫折」

「教養」 「教養」は衰退した、滅びたと言われる。「教養人」は少ないと言われる。今の若者はものを知らないと言われる。 じっさい、京都大学の学生でも、ウィトゲンシュタインの名を知らない人なんていくらでもいるし、カナダの国旗が分からない人だってい…

最近考えたこと(ジョイントディグリー、努力主義が嫌い、教育主義が嫌い)

ジョイント・ディグリーの話 ジョイント・ディグリーなるものをはじめて知った。関学で行われてる試みで、四年間で二つ以上の種類の学位を取ることができるのだという。例えば経済学部と商学部を同時に卒業、とか、法学部と社会学部を同時に卒業、とかができ…

最近考えたことのツイートまとめ

twitterにおける社会学者の振る舞い ネット文化に疎い社会学者・社会学学習者が、時折twitter・まとめサイトなんかで、自ら玩具にされにいってるのを見る。社会学やる以上、社会に対して高い感度を持っていた方がいいに決まってる。無闇やたらに大衆に遊ばれ…

フィクション、小説に関するツイートまとめ

物凄く小説を読みたいという欲求が高まってきている。小中高の頃はけっこう読んだけど、大学生になってから読む頻度が減っている。他の事を考えなければならない脳や体の忙しさのせいで、フィクションへの欲求が仮死状態にあったのだろう。— t.obonai (@twob…

髪を切って考えたこと

今日、結構伸びていた髪を切った。 書道家か、売れないバンドのベーシストか、アウトローな浪人生か、ヒッピー気取りか、そんな見てくれになっていた髪を切った。何てったって、本を読むときに邪魔で仕方ないのだ。社会学研究者になりたい自分にとって一番大…

小説のタイトルと書き出しをたくさん考えてみた

(※書きはしない) 「夏のエクリチュール」何事にも良い塩梅ってものがある。多すぎるのでも少なすぎるのでもなく、ちょうどよく物事がうまく運ぶ塩梅。そこをなぞっている限り、何も失敗しない、そのかわり大きな成功もない、そういう塩梅。誰もが、その丁…

R-1ぐらんぷり2016 感想(Aブロックまで)

Aブロック 1 エハラマサヒロ「音楽プロデューサー」誰もが知っているはずの「ドラえもん」を知らないという体で、音楽プロデューサーがドラえもんの歌にツッコんでいく、というネタ。発想としてはダイアンのサンタクロースと近い部類。「知らない」という…

「答えがない」とかいうクソみたいな表現をやめませんか

問のあるところに答えあり。 僕は色々な物事に苛々するし反感を覚える人間なのだけど、その中でも特に「答えのない云々」にはすっかり呆れ果てている。それらは物事をちゃんと考える気のない人間が使う免罪符に過ぎないんじゃないか、と思う。 例えば、大学…

今まで間違えて覚えていた言葉

ブログに投稿し共有財とすることで未然に明日の間違いを防ぐ。 ◎タクラマカン砂漠 ×タクラカマン砂漠 ⇒高2時に発覚 ◎端を発する たんをはっする ×端を発する たんをほっする ※ただし熟語のときは発端でほったん ⇒大3時に発覚 ◎ウィトゲンシュタイン ×ウィ…

「人材」という言葉に思うこと

大学生くらいになってから、「人材」なる言葉を物凄く多く聞くようになりました。やれ、「就職は人材関係のとこかな」とか、「~な人材になりたい」だとか、そういう言葉を、毎日たくさん耳にします。 しかし僕は、「人材」という言葉にあまりいい印象を持っ…

好きな本についてのツイート

院試対策をしていたら今まで読んだ本がいっぱい出て来たので、その中でこれは読んで良かった、是非人に薦めたい、という良書を紹介していきます。— t.obonai (@twobonai) 2016, 2月 8 ①土屋賢二「あたらしい哲学入門」めちゃ読みやすい哲学入門書。用語はほ…

Saturday Night Laughからオススメ5選

かっぽんかっぽん「誘拐」 ヤーレンズ「雑談」 空気階段「多重人格」 ねじ「ドラマチックRPG」 メイプル超合金「プレゼント」

ラーメン好きが選ぶ一乗寺おすすめラーメン3つ

① ラーメン軍団「Jまぜそば」 量 ★★★★★ ジャンキー度 ★★★★★ 攻撃力 ★★★★★ 胃もたれ度 ★★★★★ まず紹介したいのは、ラーメン軍団!ラーメンブロガーであった店主が開店したコア向けのつけ麺&ラーメン店!京都のつけ麺文化の源流はここにあり! そんな本店か…

駿台の漢字問題集炎上の一件について思ったことツイートまとめ

霜栄の漢字問題集の例文への批判について。これはもう、昔の予備校ノリと、実社会のノリとが噛み合わなかった例としか言いようがない。霜栄を批判する人は予備校ノリを理解していないし、霜栄を擁護する側は予備校ノリに共感し過ぎてる。— t.obonai (@twobon…

最近思ったこと

年男 そういえば今年は24歳、年男なんだよな。いつの間にか甲子園が年下になり、成人式が年下になった。既にほとんど学生が年下になりつつある。ここからさらに、新郎新婦が年下になり、PTAが年下になり、社会人が年下になり、人間が年下になっていくの…

M-1グランプリ2015 各ネタ感想

M-1グランプリ2015の各ネタについて感想を述べていこうと思います。鬼のように長いです。総評については以下の記事に簡潔にまとめてあります。 ①メイプル超合金「犬飼いたい」 ダークホースとして決勝に進出した男女コンビ。紫のデブと赤いマッチョ、見た…

M-1グランプリ2015感想

昨日行われたM-1グランプリですが、漫才番組として見るならば、めちゃくちゃ面白かったです。ただ、賞レースとして見るならば、ちょっと問題を感じるところもありました。以下、振り返って行きます。 ①どこの組もウケた、勝者が複数いる賞レース 肝心の漫才…

理想の社会を考えるために必要な足場

社会学の詐欺 「社会学を勉強しています」というと、ある種の理想社会的なことを考えているのではないか、と思われることが多い。左翼なの?と思われることもある。実際のところ、社会学という学問は脱構築的な性質を持つ学問であり、その思考法は何かの理想…

低俗なクセに主張が強い謎かけ

ちんことかけまして、ナショナリズムとときます。どちらも硬直すると右傾化します。 スカトロとかけまして、閣僚会議に参加する有識者とときます。その心は、どちらもカンチョウ(官庁・浣腸)を使ってダイベン(代弁、大便)します。

M-1グランプリ2015予想

さて、日曜日はM1グランプリです!審査員は今回から松本や島田らではなく、中川家礼二、ますだおかだ増田、フット岩尾…など歴代チャンピオンになりました。アンタッチャブルだけは大人の事情でいませんが。ってことで900点満点の大会になります。 決勝…

最近思ったこと

つるさしますみ議員の炎上、炎上現象、謝罪の在り方などについて思ったこと つるさしますみさんが大炎上していますが、ここで問題にすべきは政治家の年齢では?同性愛者DISなんて50歳以下のまともな感覚を持った人なら、少なくとも公的な場で言おうとは…

スーパーマラドーナの仕上がりが凄い

M1準々決勝の動画見る限り、スーパーマラドーナはこれだいぶいけるんじゃないか。優勝しても全然おかしくないネタやってるぞ。— t.obonai (@twobonai) 2015, 11月 17 強そうな武智、弱そうな田中っていう対比を押すのが今までのスーマラだったけど、ここに…

あれもこれも聖なる天蓋

人間の信仰とか、あるいは信念とか、世界観、価値観、どんな言葉で表してもいいのだけれど、そういうものは全て一定のフィクションの上に成り立っている。神様は生まれてからまだ2015年に過ぎない。仏像は重機で簡単に壊せる。彼らが敵だと思っているあいつ…

「生きやすさの社会学」を構想する

社会学と哲学の違い 先日のゼミにて、教授が印象的なことを述べていた。大学二年生が参加する専攻決定のためのオリエンテーションの場で、「社会学と哲学の違いは何か」と問われ、答えに窮したというのである。このエピソードは、「社会学とは何か」という問…

良い声で言う程でもない言葉

良い声で言う程でもない言葉 スポーツ新聞 モンゴル 天かす 千鳥足 三児の母 蝦夷地 にわか雨 五寸釘 ホーキング博士 ナイロビ 寸暇 きこしめす 水戸駅 二時終わり ピボット ニシキヘビ solidarity おつくり パトス モカ 宴もたけなわ

キングオブコント2015 感想&総評

この記事では、各ネタごとの感想をまとめていきます。大会において「レジェンド審査員」なるものに酷評されたネタを評価するのは、本当に勇気がいることです。特に僕なんて、名前を出してブログを書いていますから、こっそりtwitterの裏アカウントでつぶやい…

キングオブコントは死んだ

今年のキングオブコントには失望した。ほとほと失望した。もう嫌や。こんな大会追っかけまわしたくない。終わっちまえ。コントは死んだ。キングオブコントは死んだ。くっそつまんねえよ、やめちまえこんな大会。バーカ(シソンヌ,2014)。 この記事はそうい…

キングオブコント2015 今回の見どころ

明日10/11には、コント日本一を決める大会、キングオブコント2015が開催されます。まずは事前記事として、今回の見どころをいくつかまとめておきます。 *** (後日追記) 大会が終わったので物凄く辛辣な感想記事を書きました。 各ネタ感想も書いております…

「社会学とは何か」との格闘

社会学とは何か 大学に入ってから、社会学という学問をそれなりにきちんと勉強してきました。もともと学者になりたくて飛び込んだ大学です。勉強しなきゃ、勉強しなきゃと焦る思いもありつつ、それなりに楽しみながら勉強を続けてきました。「何がしたい」「…

「笑けずり」感想②それぞれのオリジナリティ ~クセが凄い!~

前回書いた以下の記事の続きになります。 *** 「笑けずり」に参加した9組の個性あふれる芸人たちについて、それぞれ少しずつコメントを書いておこうと思います。順番は、削られた順番で。 ①いらんいらん 大阪から来た昭和レトロな二人組。最初のネタ見せでは…

「笑けずり」感想①抜群のリアリティ ~過酷なシステム、個性豊かで愛らしい芸人たち~

【笑けずり 概要】 NHK BSプレミアムで8~9月期、無名漫才師9組が共同生活をしながら互いに漫才で競い合い、優勝者を決めるという「笑けずり」なる番組が放送されていました。編集の雰囲気的には、芸人同棲とかテラスハウス、昔の番組でいえばガチン…

最近考えていること、考えたこと②

【"爪の垢を煎じて飲む" 雑考】 僕はよく爪を切りすぎる。10年以上、深爪気味が治らない。爪の垢が溜まるくらいならマシか、とも思う。振る舞いが模範的な人に習え、という意味で「爪の垢を煎じて飲む」という慣用句もある。あいにく僕は模範的な人間では…

ここ最近僕が考えていること、考えたこと

【食べログユーザーをディスりたい】 食べログでラーメン店のレビュー見る作業は物凄く楽しい。なぜかって、レビュアーが愛すべきバカだからだ。食べログはTVなどでも取り上げられる有名サイトだから、ネットリテラシーの低い層がどんどん書き込みをするよ…

せんべい汁・ローカルなもののいやらしさ・郷土文化についての連続ツイートまとめ

大学に入って間もない頃、「青森県八戸市出身です」というと、「せんべい汁」というワードを出してくれる人が何人かいた。地元の郷土料理が有名なのは嬉しいのだが、その中で気になる反応があった。「え、本当に食べてるの?街おこし的なのでPRしてるだけ…

笑いのモラル、倫理、どこまで笑いにしてよいのか、についての連続ツイートまとめ

昨日大学で何人か友人とコントを見ていて、「セーフかアウトか」っていう話がちょっと出た。表現として、どこまで差別的なものとか、特定の人を笑いものにするものが許されるかどうか、というものだ。— t.obonai@しらす (@twobonai) 2015, 7月 10 結局、笑…

産みの苦しみと消費の快楽

産みの苦しみ 男性の心と身体に生まれた僕は、出産の苦しみを経験することは一生ありません。それでも、「産みの苦しみ」なるものは理解できます。母親が子を産むときに限らず、僕らは何か新しいものに出会おうとするとき、あるいは自分の中から何かを湧き上…

【まとめてみた】現代のコミュニケーションを類型化してみた

想像力の地平から シュッツやルックマンに代表される、「現象学的社会学」と呼ばれる分野の社会学理論では、他者が自分の目の前に存在する状態こそが日常性の基礎であるとされています。つまり、僕たちの日常的な生活感覚は、他者が目の前にいて、その他者と…

雑多なアイディアに関するツイートまとめ

◎言葉とコミュニティ 「おっさん女子」みたいなワードは大学に入ってから、女子高出身勢が話しているのを聞いて初めて知った。女子だけのコミュニティだからこそ「おっさん」が形容詞として機能しうるのであって、おっさんばかりの共学や男子校では、「おっ…

教育系の話題で最近したツイートまとめ

やっぱ自分が考えたこと残しとくの大事だなって最近思うんです。まとまった話題についての連続ツイートは残しておこうと思ってます。 *** ◎大学入試の英語問題に対する批判の批判 鈴木寛さんが大学入試の悪問がどうのこうのって早稲田大学を叩く発言をしてい…

無知の知から可知の知へ

橋下徹の敗北 少し前の話題になります、大阪都構想にはじまり大阪都構想に終わる形となった橋下徹劇場が終幕しました。大きな注目を集めた都構想の是非を問う住民投票は、きわめてわずかな差によって否決となり、橋下徹は現在の大阪市長職の任期終了ののち、…

現代の生の様式について-「共在感覚」をきっかけに

梅も桜も散った。一番長く咲いている、しだれ桜のシーズンも終わった。もう春ではない。京都はここ数日、最高気温25度をコンスタントに超えている。長袖では暑く感じられる。袖の位置が変わった。僕は季節の中で、「あいつ」が一番嫌いだ。だけど、「あいつ…

冗長意訳クラブ

英語の教科書の一節を訳出する課題をやっていて、自分の訳が意訳過ぎるなあと思うに至ったので、ちょっと見ていただけますか。 *** <教科書原文> Who talks more, then, women or men? The seemingly contradictory evidence is reconciled by the differe…

循環の中で、さからわず、擦り減らず、蝕まれずに生きるということ

年度の終わりと始まりに 学生にとってすれば、年度の始まりというのは、ある意味年の始まりよりも、節目を実感する時期です。卒業する人間がいて、入学する人間がいる。卒業した人間はまた新しい枠組みに参加していく。枠組み同士は、複雑に関係し合う。そこ…

仕事についての嘘でもない嘘

僕が目指していた職業は目指してなる職業ではなかった 4年前に田舎から上洛、京都大学に入学して、真っ先に驚いた事実である。学問的な色彩の強い大学に入学したつもりが、周囲に学者・研究者志望の大学生が驚くほどいない。文系だから、といえば片付いてし…

僕は”炎上”だらけの世の中が嫌いだ

京都の女子大生が世界一周でどうのこうので炎上したらしいけど、あんなんどうでもいいだろうに…。他人の不完全な計画なんて、攻撃しなくても頓挫するわけで…。なんでもかんぜも燃やせばいいと思ってる顔の見えない大衆が、顔のある人たちを生きづらくする世…

生きやすさのための諸人文学は断罪されるべきか

虚構の溶融、裸の現実 現代を、あるいは現代人を特徴付けるものとして、依拠すべき価値規範、言うなれば「大義の消失」が挙げられる。ポストモダン風に、「大きな物語の消失」と言い換えた方がポピュラーなのだが、僕はもっと観念的な意味合いを打ち出したく…

大学受験改革をめぐる諸言説に対する違和感-①

先日、以下のようなツイートをしました。それに補足していく形で、大学受験改革を巡る諸言説への違和感を述べて行こうと思います。あくまでも、言説への違和感であって、大学受験改革への違和感ではありません。 そうそう。大学入試改革に関連しては、実体を…

R-1グランプリ2015感想文(Cブロック、ヒューマン中村まで)

今回のR-1は、ここ数年で考えてもかなりいい大会だったと思います。じゅんいちダビットソンの貫録勝ちに終わりましたが、シュール・発想枠のマツモトクラブ、ディティール・あるある枠のゆりやんレトリィバァの発掘にこぎつけたわけですからね。例年やや低調…

ピン芸の何が難しいのか

R-1決勝進出者の発表を受けて書いたのが以下の記事。 <a href="http://heshiotanishi.hatenablog.jp/entry/2015/02/02/141751" data-mce-href="http://heshiotanishi.hatenablog.jp/entry/2015/02/02/141751">R-1ぐらんぷり 2015決勝進出者決定!!! - 僕が本当に面白いと思うこと</a> これに補足して、ピン芸日本一を決めるR-1の難しさについて述べておきたいと思います。 例えばM-1、THE MANZAIといった漫才の大会は…

Taiki Obonai 2014-