僕が本当に面白いと思うこと

6月3日に京都で一人コントライブします。よかったらどうぞ。

社会学

本質と構築

本質と構築の対立 社会学において、長らく、本質主義と構築主義は対立し続けねばならないものであるように扱われている。どちらがより世界と人間との関係を正しく捉えているかについて、いまだ決着を見ない論争が続いている。僕は、本質主義にも、構築主義に…

学術研究とお笑いは似ている -院生が何回かお笑いライブをしてみて思った

ぼくは現在、大学院生として社会学の研究をすることと、芸人としてライブ活動することの実質二足の草鞋を履いている格好にある。 学術研究も、ネタ作りも、やり口は似ている。どちらも、自分のオリジナリティを、なるべくシャープに、なるべく体系立てて、な…

教養とは概念的語彙のことである

「教養を説明できないコンプ」 僕はそれなりに読書をする。専門書も新書も小説も読むし、洋書も読めなくはない。詩や写真集を読むこともある。そんな風に色々と読書をしていると、本を読んでいるなら答えてくれよ、教養ってなんなんだ、とたまに問われる。そ…

社会的構成の中を泳ぐ

現実の社会的構成 大学の学部を卒業する際、卒業論文で扱ったのはピーター・バーガーの社会学でした。彼の主著「現実の社会的構成」(トマス・ルックマンとの共著です)では、「人間が社会を構成し、社会が人間を構成する」「人間と社会の媒介物は知識である…

好きな本についてのツイート

院試対策をしていたら今まで読んだ本がいっぱい出て来たので、その中でこれは読んで良かった、是非人に薦めたい、という良書を紹介していきます。— t.obonai (@twobonai) 2016, 2月 8 ①土屋賢二「あたらしい哲学入門」めちゃ読みやすい哲学入門書。用語はほ…

理想の社会を考えるために必要な足場

社会学の詐欺 「社会学を勉強しています」というと、ある種の理想社会的なことを考えているのではないか、と思われることが多い。左翼なの?と思われることもある。実際のところ、社会学という学問は脱構築的な性質を持つ学問であり、その思考法は何かの理想…

「生きやすさの社会学」を構想する

社会学と哲学の違い 先日のゼミにて、教授が印象的なことを述べていた。大学二年生が参加する専攻決定のためのオリエンテーションの場で、「社会学と哲学の違いは何か」と問われ、答えに窮したというのである。このエピソードは、「社会学とは何か」という問…

「社会学とは何か」との格闘

社会学とは何か 大学に入ってから、社会学という学問をそれなりにきちんと勉強してきました。もともと学者になりたくて飛び込んだ大学です。勉強しなきゃ、勉強しなきゃと焦る思いもありつつ、それなりに楽しみながら勉強を続けてきました。「何がしたい」「…

【まとめてみた】現代のコミュニケーションを類型化してみた

想像力の地平から シュッツやルックマンに代表される、「現象学的社会学」と呼ばれる分野の社会学理論では、他者が自分の目の前に存在する状態こそが日常性の基礎であるとされています。つまり、僕たちの日常的な生活感覚は、他者が目の前にいて、その他者と…

雑多なアイディアに関するツイートまとめ

◎言葉とコミュニティ 「おっさん女子」みたいなワードは大学に入ってから、女子高出身勢が話しているのを聞いて初めて知った。女子だけのコミュニティだからこそ「おっさん」が形容詞として機能しうるのであって、おっさんばかりの共学や男子校では、「おっ…

教育系の話題で最近したツイートまとめ

やっぱ自分が考えたこと残しとくの大事だなって最近思うんです。まとまった話題についての連続ツイートは残しておこうと思ってます。 *** ◎大学入試の英語問題に対する批判の批判 鈴木寛さんが大学入試の悪問がどうのこうのって早稲田大学を叩く発言をしてい…

生きやすさのための諸人文学は断罪されるべきか

虚構の溶融、裸の現実 現代を、あるいは現代人を特徴付けるものとして、依拠すべき価値規範、言うなれば「大義の消失」が挙げられる。ポストモダン風に、「大きな物語の消失」と言い換えた方がポピュラーなのだが、僕はもっと観念的な意味合いを打ち出したく…

大学受験改革をめぐる諸言説に対する違和感-①

先日、以下のようなツイートをしました。それに補足していく形で、大学受験改革を巡る諸言説への違和感を述べて行こうと思います。あくまでも、言説への違和感であって、大学受験改革への違和感ではありません。 そうそう。大学入試改革に関連しては、実体を…

ヒトとモノとの臨界を見つめて

実は、僕は視力がよくない。先日、メガネを買い替えようかと思い立って視力検査に行った。先客がいたようで、僕は少しの間待つこととなる。係員が僕の整理番号を呼んだ。その時、僕に名前はなかった。僕の全存在は『7番様』という番号に抽象された。自分が…

「京都ラーメン」と「京風ラーメン」から

僕はかなり多趣味・多嗜好な人間ですが、特に食の分野についていえば、ラーメンに熱い思いを抱いています。至極の一杯を求めて全国各地を旅行し、有名店を巡ったり、ふらりと地域のお店に入ってみたりと、ラーメンにかける姿勢は情熱であり、執念であり。 ど…

Taiki Obonai 2014-